パーヴォ・ヤルヴィ、ロリン・マゼールからも絶賛を受ける世界が魅了される天性のピアニスト!
ドイツ人と日本人の両親をもつ現在25歳のピアニスト、アリス=紗良・オットは、5年足らずのうちに今日最も刺激的な音楽家の一人として確固たる地位を築いた。
近年は、ロリン・マゼールの指揮による、ミュンヘン・フィルとの共演、チェコ・フィルとのヨーロッパ公演の成功、さらに2013-14シーズンには、フィルハーモニア管、ワシントン・ナショナル響等との共演の他、シュトゥットガルト、ミュンヘン、ウィーン等でリサイタルを行なう。
2008年よりドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、リストの超絶技巧練習曲集、ショパンのワルツ全曲を収めたアルバムの他、ヘンゲルブロック指揮/ミュンヘン・フィルによるチャイコフスキーとリストのピアノ協奏曲第1番、ムソルグスキー《展覧会の絵》(白夜祭ライヴ録音)は全世界でリリースされた。
2014年1月より「音楽の友」にて連載「アリス=紗良・オット~ピアニスト 世界を巡る」を掲載中。
【プログラム】
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 二短調「テンペスト」Op.31-2
バッハ:幻想曲とフーガ イ短調 BWV.944
バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ
リスト:愛の夢
リスト:パガニーニ大練習曲
☆★アリス=紗良・オットからのメッセージ☆★
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今年は新しいプログラムでリストを後半に、前半はベートヴェンの「テンペスト」、バッハの「シャコンヌ」を演奏します。「テンペスト」と「シャコンヌ」はどちらも二短調です。この間に弾く曲を探して見つけたのがバッハの「幻想曲とフーガイ短調」です。
後半に弾く「パガニーニによる大練習曲」は、10年前、当時15歳の時にレコーディングした曲で、色んな思い出があります。このレコーディングは去年の秋にリリースしたベスト盤に入れさせていただいたのですが、15歳の時と今では全く解釈が違うところと、まだそのままのところがあるので、それに耳を傾け、聴いていただきたいと思います。特にこの15歳から25歳というの10年の間で、いろんな経験を積み、変わっていく大事な時期で、私も同様音楽家として、また人間として色々と変化のあった10年でした。
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